会社を辞める際に退職代行の利用を考えているものの、「会社に申し訳ない」「同僚に迷惑をかけてしまう」と罪悪感を感じている人も多いようです。
ですが、退職することは労働者に認められた権利であり、代行サービスを使って辞めたからと言って罪悪感を感じる必要はありません。
では、なぜ退職代行を使うことに罪悪感を感じる場合があるのでしょうか?本記事では、退職代行への罪悪感が生まれる理由や、その感情と向き合うための具体的な方法をご紹介します。


退職代行に罪悪感を感じる理由
退職代行サービスを利用しようと考えたとき、多くの人が罪悪感や後ろめたさを感じます。
これは決して特別なことではなく、むしろ真摯に仕事に向き合ってきた人だからこそ抱く感情といえます。退職代行の利用に罪悪感を感じる理由は以下の通りです。
それぞれ詳しく解説していきます。
会社へ迷惑がかかることが心配
退職代行を利用することで、突然の退職となり会社に迷惑をかけてしまうことが心配で、罪悪感を感じる人が多いようです。
具体的には、退職代行を使うことで以下のような影響が出ることを懸念し、罪悪感を感じる場合があります。
- 急な退職によりチームの業務に支障が出てしまう
- 進行中のプロジェクトに影響が及ぶ
- 取引先との関係に問題が生じる
責任感が強い人ほど、自分の退職で周囲に迷惑をかけることを心配する傾向があるため、代行サービスを使って急に辞めることへ罪悪感や抵抗を感じやすいでしょう。
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一切誰にも迷惑が掛からない退職の仕方はありません。
代行サービスを使うことで急な退職にはなるものの、会社組織においては代替人材を確保することは難しくありません。
それよりも、退職代行の利用を検討する職場環境で、長く働くことで体調を崩せば取り返しがつかなくなる可能性があります。
退職の際には、「会社の事情よりも、自分の心身の健康と将来のキャリアを優先し、代行サービスの利用を検討するようにしましょう。


同僚に無責任な人だと思われたくない
退職代行を使うことで、職場の同僚や上司から、「無責任だ」「逃げた」と評価されることへの恐れも、大きな心理的障壁となっています。
実際に、多くの方が「事前の挨拶すらなく、礼儀がない」と思われることを懸念し、退職代行の利用を躊躇しているのです。
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特に信頼関係ができている上司や同僚、後輩がいる場合、退職代行利用による罪悪感を抱きやすいでしょう。
ですが、退職代行の利用を検討する職場の中には、パワハラやセクハラ、社内いじめが横行している場合もあります。
その場合は一切罪悪感を感じる必要はないため、堂々と退職代行を使って辞めることを考えるといいでしょう。
退職代行を甘えだと思っている
退職は本来であれば自分の口から上長に伝え、職場にもしかるべき挨拶を行うことが慣習となっています。
しかし、これは必ずしも正しい認識とはいえません。むしろ、ハラスメントや労働関係法令の違反が横行している職場においては、自分の状況を客観的に評価し、適切な手段を選択する勇気ある決断といえるでしょう。
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退職代行の利用は、必ずしも甘えではありません。
劣悪な職場環境に勤めている場合や、退職申し出の際に高圧的な在職強要をされることが予想される場合は、むしろ退職代行サービスを使って辞めることは適切な選択肢の一つといえるでしょう。




退職代行に罪悪感を感じる必要はない!その理由とは
退職代行サービスの利用に罪悪感を抱くのは自然な感情ですが、実は多くの場合において必要はありません。
退職代行の利用に罪悪感を持つ必要がない理由は以下の通りです。
それぞれ詳しく解説していきます。
労働者には退職の自由が法律で保障されている
退職は労働者の基本的な権利として、法律でしっかりと保障されています。
また、民法第628条では、契約社員やパート・アルバイト等の有期雇用社員の場合であっても、やむを得ない理由がある場合はいつでも退職することが可能と定められています。
退職代行サービスを利用することは、この法的権利を行使する一つの方法に過ぎず、罪悪感を感じる必要はありません。
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労働者には退職の自由が法律で認められているにも関わらず、社員が退職意向を示しても在職を強要するブラック企業も存在します。
会社が退職を認めないことは、個人のキャリア設計を阻害し、転職の機会を奪う行為です。
このような状況においては、罪悪感を感じるべきなのは会社側であり、退職代行サービスの利用は妥当だといえるでしょう。




会社も従業員の入れ替わりを想定している
多くの企業では、従業員の退職はいつでも起きうる出来事として想定されています。
採用・人事計画において、企業では一定の離職率を見込んでおり、突然の退職にも対応できる体制を整えているのが一般的です。そのため、あなたの退職が会社の存続を脅かすようなことは、基本的にありません。
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人手不足の状況であっても、人材確保のための採用や社内異動は会社側の責任で実行すべきことであり、退職者が罪悪感を持つ必要はありません。
ブラック企業からは早く脱出するべき
もしも、残業代未払いやパワハラなど、違法・不当な労務管理が行われているブラック企業に勤めている場合、できる限り速やかかつ円滑な退職手段として代行サービスを使うことは適切な選択肢のひとつです。
劣悪な職場環境でに耐え続けることは、労働者の心身を著しく損なう可能性があります。そのため、合法的な手段である退職代行を利用して、安全に職場を去ることは、むしろ賢明な判断なのです。
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弁護士の退職代行であれば、未払いの賃金・残業代の請求や、パワハラに対する慰謝料を請求することも可能です。
罪悪感を感じるのではなく、むしろブラック企業に搾取されたキャリア機会や賃金を、代行サービスを使って取り返すことも検討しましょう。


心身の健康を守ることが何より重要
職場でのストレスや不安により、心身の健康が損なわれている場合、それを放置することは危険です。
体調不良が長期化する可能性があることに加え、最悪の場合、取り返しのつかない事態を招く可能性もあります。
ストレスが大きすぎる環境で働いている場合、退職代行は、あなたの健康を守るための正当な選択肢の一つといえるでしょう。
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仕事が原因で体調不良を感じている場合、早めに休職や退職を申し出ることが望ましいでしょう。
自分で退職を申し出るハードルが高い場合や、退職を受け入れてもらえない場合は、退職代行サービスの利用を検討しましょう。
その際、当然ですが罪悪感など感じる必要はありません。自分自身の健康を優先し、円滑に退職できる方法を選ぶようにしましょう。


退職代行を利用する罪悪感を解消する4つの方法
退職代行サービスの利用を考えているものの、罪悪感を感じて利用をためらっている人は多いです。
退職代行の利用に罪悪感を感じる必要はないことは前述したものの、それでも代行サービスで辞めることに引け目を感じる人もいるでしょう。
そこで、ここからは退職代行を利用する罪悪感を解消する以下の方法について解説していきます。
上記について、それぞれ詳しく解説していきます。
退職は労働者の正当な権利であると再認識する
前述した通り、退職は法律で保障された労働者の基本的な権利です。
>参照:本記事内の「労働者には退職の自由が法律で保障されている」
この権利を行使するための手段として退職代行を利用することは、決して後ろめたいことではありません。むしろ、自身の権利を適切に行使する手段の一つとして捉えることで、不必要な罪悪感から解放されることができるでしょう。
以下のポイントを意識することで、より前向きな考え方ができるようになります。
- 退職は双方にとって自然な選択肢の一つである
- 権利行使の方法は個人の選択に委ねられている
- 代行サービスは合法的なビジネス(※)として確立している
※違法な非弁行為を行う代行サービスもいるので注意!
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もちろん、退職の自由が法律で認められているからといって、好き勝手に退職していいわけではありません。
短期離職を繰り返さないようにするためにも、自身の置かれた環境を考慮し「退職代行を使って辞めるべきか否か」を判断して利用するようにしましょう。


計画的な引き継ぎ準備で後ろめたさを減らす
退職代行を利用する場合でも、可能な範囲で引き継ぎの準備をすることで、罪悪感を軽減することが可能です。
「どんな引き継ぎを準備すればいいか分からない」という場合は、代行サービスによっては引き継ぎ書のテンプレートをもらえるため、活用するといいでしょう。
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退職代行を使って辞めると、基本的に対面による引き継ぎできなくなるため、「会社に迷惑がかかる」と罪悪感を覚える人もいるでしょう。
その場合は事前に引き継ぎ準備を進めることが重要になります。
もし事前準備が難しい場合は、代行サービスから会社へ連絡後、退職日までの期間で在宅でできる範囲で引き継ぎ書類を準備しましょう。


自分の心身の健康を優先する決断を肯定する
職場環境による精神的・身体的な負担は、長期化すると取り返しのつかない事態を招くことがあります。自分の健康を守るための決断は、決して利己的なものではありません。
むしろ、自己保存のための賢明な選択として捉え直すことで、罪悪感から解放されることができるでしょう。
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ブラックな職場環境で体調を崩してしまっては、その後の転職活動やキャリア設計に大きな悪影響が出る可能性があります。
会社への迷惑だけではなく、自身の健康を優先した判断ができるように心がけましょう。
信頼できる退職代行業者を選ぶ
退職代行業者の選択は、罪悪感の解消に大きく影響する重要な要素です。
実績や評判のいい代行サービスや、弁護士が行う退職代行を選ぶことで、手続きの適法性や正当性が担保され、心理的な負担も軽減されます。
また、アフターフォローが充実している業者を選ぶことで、退職後の不安も軽減することができるでしょう。
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退職代行サービスの選び方に失敗すると、かえってトラブルに巻き込まれる可能性があるため、注意が必要です。
例えば、代行サービスを通して退職の申し入れをしているにもかかわらず、会社から直接連絡(電話やメール)が来て、罪悪感が強くなってしまうこともあります。
余計な罪悪感を抱えずに、円滑な退職をするためにも、適切な代行サービスを選ぶようにしましょう。
>おすすめの退職代行サービス比較はこちら!選び方のコツも解説




退職代行に罪悪感を感じやすい人の特徴5選
退職代行サービスの利用を躊躇する背景には、個人の性格的な特徴が大きく関係しています。ここでは、特に罪悪感を感じやすい人の特徴について解説します。
これらの特徴を理解することで、自分の感情をより客観的に捉えることができるようにしましょう。
責任感が強い
責任感が強い人ほど、退職代行の利用に罪悪感を覚える傾向にあります。仕事に対する強い使命感や、同僚への配慮が、かえって心理的な負担となってしまうのです。
ただし、この責任感の強さは長所でもあり、だからこそ計画的な引き継ぎ準備などの対策も可能になります。
責任感が強い人が、退職代行サービスを利用するときの主な心情としては以下の通りです。
- 自分がいなくなることで業務に支障が出るのではないか
- 責任ある立場として、直接説明すべきではないか
- チームメンバーに迷惑をかけてしまう
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責任感が強い人は、退職代行サービスの利用に時に抵抗があるでしょう。
ですが、責任感が強い人ほど、ブラック企業に勤めると自分を追い込んでしまい、心身の健康を損ないかねません。
退職のハードルが高く自分の力で辞めることが難しい場合は、遠慮なく代行サービスを活用するようにしましょう。
人への共感性が高い
他者への共感性が高い人は、退職時に残される周囲の人たちの気持ちを深く考えすぎてしまい、結果として退職代行の利用を躊躇してしまいがちです。
上司や同僚の立場に立って考えすぎるあまり、自分の気持ちを後回しにしてしまう傾向があるといえるでしょう。
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共感性が高い人の場合、職場から引き止めや退職日の交渉をされた際に、会社側の要望に合わせる人も多いでしょう。
ですが、個人が自分自身のキャリア全責任を負う時代において、人生の転機になる退職時に会社の都合に合わせすぎると、転職やキャリアアップの機会を逃しかねません。
一人で円滑な退職をすることが難しいと感じたら、遠慮なく退職代行サービスを利用するようにしましょう。


周囲からの評価が気になる
周囲からの評価を重視する傾向が強い人は、退職代行の利用について特に大きな不安を感じます。「どのように思われるか」という懸念が、必要以上に大きくなってしまうのです。
しかし、これは自分の価値観を大切にできる誠実な性格の表れでもあるといえるでしょう。
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周囲からの評価を重視する場合は、まずは自分で退職の申し出をするように努めましょう。
ただし、ハラスメントや給与・残業代の未払いが横行するブラック企業の場合、できる限り早めに退職する必要があります。
一人で迅速に退職することが難しい場合は、代行サービスの力を借りることも検討しましょう。
自己否定的な考えが強い
自分の判断や行動に対して批判的な見方をしやすい人は、退職代行の利用を「逃避」や「失敗」として捉えがちです。しかし、これは必要以上に自分を追い込む考え方であり、客観的な視点で状況を見直す必要があります。
退職は新しい仕事やキャリアに挑戦するための第一歩であり、その手段として「結果的に退職が必要になるだけ」ととらえるようにしましょう
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法律上、退職が労働者に認められた権利である以上、代行サービスを使って辞める場合であっても過剰な罪悪感を感じる必要はありません。
退職する会社よりも、転職活動や次の仕事に集中する方が望ましいでしょう。
完璧主義的な傾向がある
物事を完璧にこなそうとする傾向が強い人は、退職においても「理想的な形」にこだわりすぎてしまいます。
確かに、退職の理想の手順としては、対面で自分の口から退職を申し出るべきという考え方は根強く、代行サービスを使って辞めることは理想的とは言えないでしょう。
しかし、現実的には必ずしも全てを完璧に進められるわけではありません。状況に応じた柔軟な対応を受け入れる姿勢も時には必要になることを覚えておきましょう。
退職代行を利用後に罪悪感が残った場合の対処法
退職代行サービスを利用して退職した後でも、罪悪感が完全に消えないことがあります。ここでは、残った罪悪感を解消するための以下の対処法について解説していきます。
罪悪感が残った場合の対処法
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適切な方法で向き合うことで、新しい一歩を前向きに踏み出すことができます。
退職を、人生おける良い転機にするために、以下の罪悪感への対処法をチェックしておきましょう。
感謝の気持ちを個別に伝える
退職後も罪悪感が残る場合、特にお世話になった方には個別に連絡を取って感謝の気持ちを伝えることが効果的です。直接会うことが難しい場合は、メールやSNSのメッセージでも構いません。
その際は、以下のようなポイントを意識して連絡を取りましょう。
- 退職の経緯を伝える
- 具体的なエピソードを交えて感謝を伝える
- 退職の理由を簡潔に説明する
- 相手の立場を考慮した丁寧な言葉遣いを心がける
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上司に退職を直接伝えられず代行サービスを使った場合、他の同僚などに対して罪悪感を抱えている場合もあるでしょう。
その場合は、個別に退職の経緯やこれまでの感謝を伝え、関係性を保てるように努めるといいでしょう。
ただし、社内で「退職代行を使って辞めた」ことが広まっている可能性もゼロではないため、注意しておきましょう。


必要最低限の引き継ぎ資料を用意する
たとえ退職代行を利用した場合でも、可能な範囲で引き継ぎ資料を用意しておくことで、後任者への配慮を示すことができます。
これは会社に対する最後の責任ある行動として、自分の中での区切りにもなるでしょう。
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引き継ぎ書類の作成を通してこれまでの仕事を整理することで、経験やスキルの棚卸に繋がり、今後の転職活動にも活かせます。
最後の仕事と思い、引き継ぎ書類作成はきっちり行うようにしましょう。




自分の選択を肯定的に受け止める時間を作る
退職は人生の重要な転機であり、様々な感情が入り混じるのは自然なことです。
自分の決断を否定的に捉えるのではなく、新しいスタートを切るために必要な選択だったと受け止める時間を意識的に作りましょう。
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退職代行サービスを使って辞めることで、少しでも早く次のキャリアに向けて、すぐに行動を始められます。
退職代行を使って辞めたことを、自分の人生やキャリアにとってポジティブに捉えるように心がけましょう。
転職活動に専念する
退職代行を使って辞めた後、前を向くための最も効果的な方法の一つは、次のステップに向けて行動を起こすことです。
具体的には、転職活動や新たな仕事に集中することで、過去への後悔や罪悪感から徐々に解放され、新しい可能性に目を向けることができます。
また、就職活動を通じて自分の市場価値を再確認することで、自己肯定感を取り戻すことにもつなげられるでしょう。
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退職代行を使ったことに罪悪感がある場合は、次は退職代行を使わずに済む会社へ就職できるように、転職活動に取り組むようにしましょう。
退職代行への罪悪感は不要な理由まとめ
退職代行サービスの利用に罪悪感を抱くことは自然な感情ですが、それは必ずしも必要ではないものかもしれません。退職は労働者の正当な権利であり、その権利を行使する手段として退職代行を選択することは、決して後ろめたいことではありません。
特に重要なのは、自分の心身の健康を最優先すること。職場環境による過度なストレスや不安を抱えながら働き続けることは、長期的に見て決して良い選択とはいえません。
また、退職代行の利用後に罪悪感が残ったとしても、それに対する具体的な対処法があることを覚えておきましょう。感謝の気持ちを伝えることや、次のステップに向けて行動を起こすことで、その感情は徐々に和らいでいきます。
最後に、退職代行は「逃避」ではなく、自分の人生をよりよい方向に進めるための選択肢の一つだということを強調しておきたいと思います。あなたの決断は、より健康で充実した職業人生への第一歩となるはずです。



